1970年 万国博覧会が終わってから48年。
この春より太陽の塔の中に入れるようになりました。
万博公園はうちの近くなので、太陽の塔が悠然と立つその姿は見慣れた風景。
当時のことは遠足で行ったものの細かいことは覚えていない。
そしてよく考えると、岡本太郎作品の実物はこれしかみたことがなかったような…。
この歳になりその意味の深さを知り、改めて感動。
岡本太郎の本では芸術のうんちくでなく、あり方がすーっと頭に入ってきたのものですが、一段と好きになりました。
太陽の塔の後ろに回って階段を降りると受付入口と小さなショップ。
展示室だけでなく、自動ドアに入ったところから撮影禁止〜厳しい。
地下に大きな展示室があったようで、その一部を使って本編に入るイントロダクション<地底の太陽>ゾーン。
そこに設置された第4の顔をバックに映像が流れている。
30名ほど(?)の1グループをまた2つに分けて、いよいよ中へ…。
真っ赤な壁…照明が作品を照らしていたが、当時は暗かったらしい。
綺麗に観れる分、その粗さが観えたり…
岡本太郎の芸術は<綺麗であっては行けない>の言葉通り。
塔の中心に上へ伸びる<生命の木>。
色とりどりの枝が伸びて、地球の進化を表現されている。
細胞レベルの生命の誕生〜深海魚、貝、虫、恐竜、哺乳類 等。
あえて壊れたままの展示物も。
階段を登りながら360度、作品の中に吸い込まれていく感覚。
登れるのは腕のあたりまで…。
折り返して裏の階段で一気に下へ降りて出口へ。
一番印象強かったのが、意外にも腕の奥行き。
万国博当時の「鉄鋼館」がそのまま残してあったよう。
「EXPO’70パビリオン」 として、常設展と企画展が開催されていた。
太陽の塔の展示作品の一部も置いてあった。
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