なんばパークスで開催されている
劇団☆新感線35周年記念写真展 [バサラ]婆娑羅
を観に行ってきました。
フライヤー、ポスター、パンフレット等、写真家の野波浩さんが
ずっと撮られてて、念願の原画展(?)です。
私が初めて知ったのは、2003年の<阿修羅城の瞳>の時。
どうやって撮ってるのかは分かりませんが
錆びたようなバックに被写体が融け込み
1枚の写真の中に、ストーリーが詰まっている感じです。
役者さんとあって表情豊か。
30cmの至近距離で観ると、また細かいディテールに釘付け。
そんなに広い開場ではなかったですが
何周したことか…。
個人的にはモノトーンのバックの部分に青や赤の差し色のある写真が印象的でした。
と、長いバンダナを被った男性…
きっと野波さんだと思われましたが
恐れ多くお声がけもできず…。
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後ろ髪引かれながら、そのまま梅田のブルク7に向かいます。
今度はゲキシネ<蒼の乱>。
劇団☆新感線の舞台を撮した映画です。
写真展 婆娑羅[バサラ]の入口でだけ
写真を撮ってよかったのですが
そこにあったのが<蒼の乱>の衣装でした。
舞台なら間に1度休憩を挟むところ
映画なので3時間弱を一気です。
野波さんの写真のイメージといい
時代劇、戦争…とくれば、ちょっと暗い重い感じがしますが…
そこは劇団☆新感線…ちょこちょこと柔らか芝居を挟みます。
途中、貧しい民衆が貧困を訴えるシーンが
<エリザベート>のミルクのパロディーだったり…。
それぞれの役柄もみんな個性的。
チャンバラの迫力満点。
カメラのアングルや効果音もあると思うけど
飛んで跳ねて刀を振り回す
役者さん達の実際の動きがすごい。
小さい頃からやってる早乙女太一はピカイチでした。
弱い人達を守る為の正義の戦いでしたが
所詮最後は祭り事(政治)にまでは手が出せない。
昔からそれを繰り返して歴史があるのかもしれません。
右へ行くか、左へ行くか…
大将は常に決断せねばなりません。
ブレず、瞬時に冷静な判断は難し。
部下はどんなことになろうとついて行く
大将に対する忠誠心も揺るぎない。
それは人間に限ったことでなく…
心が真っ直ぐであれば、馬や亡霊とも話せ(新感線らしい)
助けてもらえる等など。
ただ<昨日の敵は今日の友>とはよく言ったものです。
戦いに勝つという目的の前では
その忠誠心の為に
例え愛する人であろうと関係ないとは…。
信じることで人は強くなれる。
人はナニを信じるかで
人生が決まってしまうような気がしたり。
えーーえーーどうしてそうなる!!…
スピード感と展開するストーリーに
どんどん引き込まれとても良かったデス。
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