インドの制作映画の数は世界一
今ではボンベイとハリウッドを足して
<ポリウッド>と呼ばれているらしい。
<ロボット>を観ようと思っていたけど、予告編でお腹いっぱい。
1998年<ムトゥ 踊るマハラジャ>以来のインド映画。
知らずに観てよかった2本、ご紹介。
本題は<3 idiots>…3バカトリオといったところでしょか。
170分もあったとは気がつかなかったのは
見入っていたからかも。
インドではエンジニアという職業が一流の証らしい。
親や学校では、我が子にそれを目指すよう仕向ける。
主人公は、一流の工科大学の中でも成績優秀。
本人は、ただ好きな分野の勉強できることを楽しんでるだけ。
個性を伸ばして本人が楽しむことこそ大事と
訴えるがやることなすこと裏目にでる。
が、<うま〜く いく〜>と歌い出し
決してめげない。
お約束のようなコメディに見せかけながら
その実は、結構深いストーリー。
思い通り行かなくても
自分の好きなことだから
障害も乗り越えられる。
最終の目的や勝ち負けでなく
今、この瞬間好きなことを選び続けることのようデス。
ずっと彼女にアタックしながらなかなか相手にされず。
なんでもいいように考え、こちらも諦めない主人公。
それは彼女なりのじらし方だったワケで…
やっと結ばれようとした矢先、マフィアに殺される。
ナゼか突然ハエに生まれ変わり、小さいながら
懸命に彼女を守っていくストーリー。
で、やっぱり踊るハエ。
実際でも、まとわりつくコバエや蚊には参ってしまう。
長所短所、アングルによっていかようにでも…
悪く伸ばせば、悪役になり
よく伸ばせばヒーローになる。
ハエの表情や動きが愛らしく
人間の悪人の方がよっぽど醜く思える。
先日観たシルク・ドゥ・ソレイユのOVOも
個性的な姿をした虫達だったけど
マクロ(接写)の世界は絵になるなぁ。
どちらの映画も権力に屈することなく
かといって深刻にもならず
等身大でぶつかって行く。
右手のコブシで左胸を叩いて
All izz well〜すべてうまくいく
とつぶやいてみる。
しかし、インド女性の美しさは半端じゃござらん。
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