京都南座
鼓動サイト
セリフもなく、音といえば、ずっと叩き続けられる鼓動の太鼓
鐘、笛、琴と時々唄のみ。
それだけで充分…太鼓は叩く場所によって音色が変わり表情も色々。
強弱が揃った連打の迫力。
リズムだけなのに、引き込まれる不思議。
南座の大きさが丁度いいのか…
太鼓の響きが胸にズドンズドン
迫ってきます。
照明の他に凝った装置はほどんどなく
釣られたシンバル(?)や太鼓が行き交う舞台。
絵でなくても抽象的な方が
観る側は想像を膨らますワケで…
ワタシ的にはそういう表現の方が好きだったり。
玉三郎さんのアマテラス、オレンジの布を廻すが
基本ゆったりした動き。
女神やら男神やら謎のところも、ピッタリ。
太陽であるアマテラスは、照らすエネルギーがスゴイのです。
その輝きは美しさとして表現されているのか…
最後に真っ白な衣装で現れたアマテラスに
会場のどよめきが、波のように押し寄せてマシタ。
やっぱり中央に立つ人は綺麗じゃなくちゃ。
実は、天照大神(あまてらすおおみかみ)の日本神話をよく知らず。
帰ってから調べてみると、なるほど…と
舞台の場面の重なる演出を思い返す。
神様と云えども、人間っぽいところがあるようで…
よく表現されていたと改めて思いマス。
振り付けは、最近チラホラ聞くKAZUMI-BOYとな…
色々な意味での融合作品。
カーテンコールが思った以上にあり
千秋楽の盛り上がりを想像したりして…。
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